ぷくの村人便り

Crazy head & Good heart

白いVネック

いきなり本題。

やっぱり、浦野千賀子さんは偉大だわ。

もちろん、これ、全巻持ってました!!

 

この作品のスピード感、人間描写力、ドラマ性。

何より、人物の「表情」の素晴らしさは、

池田理代子さんと双璧よね。

 

鮎原こずえの「燃える魂」は、

子どもの心(あたしの心)に強く強く!!

今も刻まれてます。

 

おおお~~~!!!(熱っ)

 

(バケツの水で冷んやり)

 

ああ、猪野熊 大吾さま。。。

お慕い申し上げております。。。。。。。。。。。

 

あの本郷コーチが引っ込んで、

この全日本の「鬼コーチ」が出てきたとき。。。

わたくし(小学生)の胸は高鳴りましたわ。

 

サングラス&ヒゲ、

狂ったようにボールを投げまくる、その姿。

今なら、完全に「パワーハラスメント」。

 

あたしは「こんな特訓を受けてみたいわ…」と思いました。

なんかわからんけど。。。

 

この白いVセーターが、また素敵でしょ。。。

(後ろの野暮なおっさんとは対照的)

懐かしいわ。

 

何よりも、わたくしがときめいたのは、

予想もしなかった「彼の弱さ」なのでございます。

 

全日本チームには、彼の「生き別れの妹」がいて、

これをゴシップ記事にしようとした新聞記者に対し、

彼は、涙ながらに土下座をするのです。

 

「記事にしないで欲しい。妹を守りたいんだ」

 

バリバリの「男性性」と、その隠された「優しさ」。

この激しい落差に、

あたしのハートは、粉々に砕け散りましたの❤

 

やっぱり、こういう「趣味」って変わらないわね。

 

村人家の春

f:id:orologioacucu:20220413124354j:plain

村人家にも春がやって来た。

ぷく江の夫である、村人ぴく蔵は、

相変わらず、村の池でロックやブルースを演奏していた。

 

観客のアメンボは、財布を持っていないので、

ぴく蔵の収入はほとんどない。

 

いくら、ぴく蔵が昼ごはんに

「ハエ」を捕って食べるといっても、

ぷく江が、童話を書いて得る収入だけでは、

家族3人の生活は苦しい。

 

f:id:orologioacucu:20220413124457j:plain

昨年、村人家ではフランスから養女を迎えた。

マリー・フルール・熊江である。

この名前は、ぷく江がつけた。

 

マリーとは「聖母マリア」であり、

フルールとは「花」の意味である。

そこに、日本名の「熊江」という名前を加えた。

 

f:id:orologioacucu:20220413124542j:plain

この「マリアの花・熊江」は良い子であったが、

どちらかといえば「人間嫌い」であった。

 

繊細な心を持っているので、

なかなか自分の心のうちを相手に明かさず、

人からはよく「何を考えているのかわからない」と思われていた。

 

しかし、熊江の可愛らしさをよく知っている

ぷく江は「花のように生きてほしい」と

いう願いをこめて、この名をつけたのだった。

 

そして、その背景には、

あるひとつの「物語」があった。

 

★つづく★

 

ラジオぷく ★70s

f:id:orologioacucu:20220212213218j:plain

ラジオぷく1112Hz だよ~♪♪

今日は「70年代の香り」をお届けするよ。

 

一曲目は、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル

「Have you ever seen the rain」。この曲、覚えてる?

カリフォルニアの太陽と、カントリーの優しさが溶け合って、

も~、懐かし。

 

「The rain coming down, sunny day?」

Creedence Clearwater Revival - Have You Ever Seen The Rain (Official) - YouTube


f:id:orologioacucu:20220212213317j:plain

二曲目は、ビートルズ最後のライブより「One after 909」(1969年)。

サヴィル・ロウのビル屋上をゲリラ中。。。

 

ジョンのファーコート、

ジョージのネオンカラーのパンツ、

リンゴの赤いレインコート!! どれも可愛いわ。

もちろん、曲もすてきよ。

 

「I hope we passed the audition!」(John Lenon)

The Beatles🎵One After 909🎵 Rooftop Concert🎵Get Back - YouTube

 

f:id:orologioacucu:20220212213355j:plain

最後は、同じくビートルズの「Back in the U.S.S.R」だよ。

この映像がおもしろいよね~♪♪

ソ連崩壊後、ポールはロシアでこの曲を歌ったんだよ。

 

「Moscow girls make me sing and shout!!」(Paul McCartney

The Beatles - Back In The U.S.S.R. (2018 Mix / Lyric Video) - YouTube

 

熊が出ましたの

f:id:orologioacucu:20220211154228j:plain


愛しいあなたへ

お元気でしょうか。NY は大雪ですわね。

 

わたしの住む村で「熊」が出たそうですわ。

20分ほど山に入ったあたりで。

 

わたしは「熊」ときいて、

あなたのことを思い出しましたの。

ええ、愛するあなたを。

 

f:id:orologioacucu:20220211154321j:plain

あなたの昨日のおかずは、

「シュリンプ・スカンピ」だったのですね。

奥様のインスタグラムで見ましたわ。

 

ワンコのお顔をマッサージしながら、

あなたは TV で「フォーミュラ・ワン」を

ご覧になっていましたね。

 

TVの音が、お部屋でワンワン鳴っていましたわ。

 

f:id:orologioacucu:20220211154402j:plain

わたくしの「本能」だけで書いたお手紙に、

あなたは、ワンコの「鼻の穴」のイラストを描いて、

お返事をくださいましたわね。

 

わたしはすかさず、この「変な絵」に突っ込みを入れ、

まるでキリストのように、こう申し上げましたわ。

「あなたは私の愛する者、私の心にかなう者」。

 

あなたは、やんちゃな「猛獣」ですわ。

必ず「オリ」から逃走しますでしょ。

 

それでいて、ワンコのように正直で、可愛らしい。

もう、わたくし、訳わかりませんの。

 

f:id:orologioacucu:20220211154452j:plain

あなたは、手紙の「naughty boy」という言葉を、

「エッチなS男」と、おとりになったのでしょうか。

 

お手紙に、ご自宅のアドレスを入れてはいけませんわ。

部屋番号までお書きになるなんて。

 

わたしが「ヒィヒィ」いって喜ぶのが、そんなに楽しいのでしょうか?

あなたはやはり「イケナイ子」ですわ。

 

f:id:orologioacucu:20220211152300j:plain

わたしは手紙に書きました。

「あなたのお声は、暗闇でゆらめく炎のようです」と。

 

そして、こうも書きました。

「わたしは、あなたの心臓をダイレクトに感じています」と。

 

ええ、そうです。

わたしは、あなたのお書きになった「詞」を訳すたびに、

いつもそのように思うのでございます。

 

あなたの音楽からは、熱を帯びた「大地の匂い」がいたします。

何の飾りもなく、あなたの声だけが響きます。

それだけで、人々は満たされるのです。

 

f:id:orologioacucu:20220211154534j:plain

いつだったか「海の見える部屋」で過ごしましたわね。

もちろん、ただの空想ですわ。

 

温泉に入って、お昼に「アジフライ定食」をいただきましたわね。

春キャベツの千切りが柔らかくて。

 

夜には「ちゃんこ鍋」。。。

とてもおいしゅうございましたわ。

 

ブリュットのカーキ色のつなぎを、お召しになったあなたは、

いつものように、おへそまでファスナーを下ろして、

上機嫌でいらっしゃいました。

そして。。。

 

Billy Squier The Stroke HD 1080p - YouTube

 

f:id:orologioacucu:20220211154623j:plain

ああ。愛するあなた。

わたしは、エロイーズのように

「あなたの Salope」と呼ばれたいのですわ。

 

それとも「Melody Nelson」かしら。

ゲンズブールの歌ですわ。

 

……ああそう、熊の話でしたわね。

 

f:id:orologioacucu:20220211154731j:plain

あなたに NY でお会いするときは、ナポレオンがよろしいかしら?

それとも、サンテミリオンの10年もの?

 

いつかあなたと、富士山までご一緒したいですわ。

なにせ、ネパール王子に借りたヘリコプターで、

エベレストの頂上に降り立とうとなさった、あなたですから。

 

では寒い折、どうぞご自愛くださいませ。

今夜も、あなたの夢を見ますわ。

 

かしこ

 

変臭腸さま

f:id:orologioacucu:20220207084655j:plain

12歳のときの日記を読んでみた。

ほれ、担任の先生との交換日記な。

 

ぬいぐるみの紹介、飼い猫との「戦争」ネタ。

森昌子の替え歌、勝手なポエム、連載小説。

ニューステロップ(ニクソン金大中事件)。

そして、自分のことを「変臭腸」と書いてある。

 

「精神構造」が、今とまったく同じだと思った。

こういうバカなことを書くことが、

そのまま「仕事」になった?あたしは幸せなんやね。

 

f:id:orologioacucu:20220207084738j:plain

日記の余白は、びっしりと「まんが」で埋め尽くされていた。

先生はいったい、どう思っていたのか。

 

おまけに、ときどき「先生への抗議文」が入っている。

 

 「まんがは役に立つんだぞ!!」

 「●●ちゃんに、こわごわ注意するな!」

 「ねえ、わかった? ここに答えを書け!!」

 

エラソウなこと、この上ない。

先生の返事にも「たじろぎ」が感じられる。

そして、やたら長い「弁明」が続く。

「ショックです」と書かれている日もあった。

 

f:id:orologioacucu:20220207084823j:plain

「連載小説」のタイトルは「世界・男食べ歩き」だった。

やはり「血は争えない」というのか。

 

当時人気のフランス人俳優が自分に一目惚れし、

「愛があればカオの差なんて」という映画で共演し、

やがて結婚するという内容だった。

 

その後、この俳優の浮気により、あっさりと離婚するあたり、

独特の人生観?がにじみ出ている。

 

この「世界食べ歩き」には、先生のコメントはなく、

ただ「丸」がしてあるだけだった。

 

沼田事件

f:id:orologioacucu:20220123104956j:plain

30代の頃、モダンダンスを習ってた。

先生は男性で厳しい人だった。

 

「ピシーッ!!」

先生がけいこ場に入ってくると、空気が凍りつく音が聴こえた。

特に公演前。

 

私はそれまで「根性」とは無縁で生きてきた。

団体行動も苦手だった。

 

f:id:orologioacucu:20220123112534j:plain

それゆえ、公演のリハーサルに突入すると、

「地獄行き」のような気分になった。

 

とにかく「ゴミ」か「ゾーキン」のように扱われる。

ただでさえ少ない出番が、

ヘマをするたびにどんどん減っていく。

 

「絶対服従」の世界だった。

理不尽なことも多かった。ことばの暴力もあった。

しかし、なぜか辞めようとは思わなかった。

 

f:id:orologioacucu:20220123105251j:plain

初舞台の本番の日。

あたしは「楽屋から脱走しようか」と思うほど緊張していた。

何かおそろしいことが起きやしないか。

 

そしてやはり、あたしの予感は的中した。

それは本番中に起きた。

いわゆる「沼田事件」である。

 

あたしと彼女(沼田)は、

途中から群舞に加わることになっていた。

出番は約20秒。

 

ドキマギしながら構えていたそのとき、

沼田が突然、舞台に飛び出した。

 

「!?」

まだ出番ではないはずだ。いや、あたしが出遅れたのか。

あたしの心臓は凍りついた。

 

f:id:orologioacucu:20220123105329j:plain

「恐怖の1分間」が過ぎたあと、

沼田が再び、舞台そでに転がり込んできた。

 

「あんた、何してたのよ!!」と叫ぶと、沼田は

「出るトコまちがえた。仕方ないから一緒に踊ってた」という。

あたしはアゼンとした。

 

このハプニング以外は、公演は無事に終了した。

 

f:id:orologioacucu:20220123104911j:plain

後日。。。先生は沼田を叱らなかった。

「ヘマ」を最小限に食い止めようとする

彼女の「努力」が認められた。

 

「問題の場面」は、確かに違和感はあるけれど、

作品を破壊するようなレベルではなかった。

 

何度もビデオの沼田を見て、みんなで笑い転げた。

それにしても。。。あたしは思った。

沼田は、ある意味「猛者」だったと。

 

孫からの手紙

f:id:orologioacucu:20220104165627j:plain

ぷくばあちゃんだよ。

あの「教養としてのピストルズ」以来やけど、

みんな元気にしてたかな?

 

先日また、NY 在住の孫から便りが来てな。

あんたらも知ってる、あの「ビリー」いう子や。

お年玉おくったら喜んでなぁ。

 

 おばあちゃん、ステキなお手紙をありがとう!

 家族みんなで楽しく読んだよ!!

 

あの子ったら、愛犬のサインまで入れてな。

マジックでクチクチと、脚4本分の肉球

ちゃんと書き込んであるねん。

 

ホンマにこの子は、純粋で可愛い子なんや。

 

f:id:orologioacucu:20220104165710j:plain

あんなおそろしい NY で、ずっと頑張ってきた子や。

いくら音楽家いうても、あれは「接客業」やからな。

 

ファンに追いかけ回されたり、

パンツ脱がされそうになったり、えらい仕事や。

 

「今は、自分のためだけに作曲してるよ!」って、

あの子はいうてた。もともと繊細な子やからな。

 

f:id:orologioacucu:20220104165915j:plain

これが孫の愛犬や。

この「甘えたちゃん」みたいな顔、

あの子にそっくりやな。

 

わざわざ 55 % 縮小コピーして、

切手みたいにして貼ってあるやろ?

 

ちくちくと犬の写真を切り抜いて、

糊で貼って。。。

ホンマに可愛い子なんや、この子は。

 

f:id:orologioacucu:20220104165950j:plain

手紙には「Your Sweet Note」って書いてある。

ゆあ・すい~と・のぉと?

ああ、Note っちゅうのは「書いたもん」ってことか。

 

マゴの音楽のことも、手紙にいろいろ書いたけど、

英語やと、むずかしいじゃろ?

ばあちゃんには、ようわからんわ。

 

さあ、ほなら今晩は、粕汁でも炊こかの。

あ~、どっこらしょ!! 腰がいたいわ。

 

キリキリ舞った

f:id:orologioacucu:20220101222258j:plain

年末は「狂った家政婦」みたいに働いた。

片付けで体重が2キロ減ったこともあるの。

脳のメモリ消費を防ぎたいから、いつもこーなるねん。

 

積み重なった正月用のモチ、干しシイタケ、

おそば、スパゲティ、マカロニ!!

 

どうしてあんたたちは、いつもグチャグチャなの?

ちゃんと自立してちょうだい!!

 

f:id:orologioacucu:20220101225143j:plain

ヘアカラーもしなくちゃ。

 

残ってた世田谷区30Lゴミ袋をカットして装着。

変なロゴTシャツみたいで、おもろい。

上半身はこれだけ。さむいわ。

 

終了後、お湯をためた浴槽にドボン。

「ゴミ袋」のTシャツのまま、

プーカプーカと、水に浮いたり沈んだり。

 

お風呂の中で遊びながら、

びりびりと「ラブラブ」になってる様子を空想した。

たのしい。

 

f:id:orologioacucu:20220101222201j:plain

風呂を出たあとは「くるみ割り人形」を聴きながら、

「こんぺい糖の精」を踊った。なんねえ?

チャイコフスキーはやっぱり素敵ね。

 

バランシンの振付も、めちゃめちゃだけど踊った。

チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ!!

すごくテンポが速い。。。たのしい。

 

グリークの「哀しいワルツ」も聴いた。

ああ。この曲。

まるで自分の「ふるさと」に帰ってきたみたい。

哀しく、そして美しい。

 

あたしは、彼(グリーク)に向かって語りかけた。

「今、あなたの魂が私の中に入ってきました……」

霊能者かい。

 

f:id:orologioacucu:20220101222120j:plain

もちろん「びりびり」も聴いた。

 

ああ。あなたはやっぱり狂ってるわ。

そしてケダモノ。とっても「イケナイ子」です。

あたしが手紙で言った通りでしょ?

 

ああ。

私にとって「男性」とはアナタだけです。

そうです。愛するアナタ。

アナタは「野獣」です。

いつか、私をさらいに来てね。

 

f:id:orologioacucu:20220101222046j:plain

夜は飲み屋へ。

 

マツヤデンキのおっさんに道を尋ねて、

ピンクサロンひしめく小路を歩く。

タランチュラみたいなアニキがいるね。

 

狭い店内は大盛況。

近くで独り飲みしてるおっさんが、ちょっと可愛い。

チラチラ見てたが、全く興味がないのか一瞥もなし。

 

フィッシャーマンズセーターを着たその男は、

やがて会計を済まして、赤い顔で出ていった。

テーブルに、携帯電話とマスクが置きっ放し。

 

ヤクザ風のおっさん客が、フィッシャーマンに

「ちょっと旦那!! コレ忘れてるで」と声をかけてる。

ああ、大阪よ。。。今日も日は暮れゆく。

 

ぷく★ The ムラビト

f:id:orologioacucu:20220101222534j:plain

★ぷく   The ムラビト★

大阪生まれ。

アタマは狂ってるが、オモロイ奴。

音楽と旅を愛する。

 

もはや人間ではなく、ネコ類として生息中。

好きな食べ物は「きゅうりのヌカ漬け」。

 

f:id:orologioacucu:20220101210529j:plain

★びゃん The ツンデレ

名古屋生まれ。

ぷくの師匠で「びゃんこ先生」と恐れられている。

すべてに厳しいが、ぷくが困っていると

すぐに駆けつける優しさもある。

 

好きな食べ物は「天津甘栗」。

ソーメンをすくって食べるのも好き。

今は天国から、ぷくを見守っている。

 

f:id:orologioacucu:20220101210806j:plain

★ぴく   The Rock Star ★

江東区亀戸生まれ。

びゃんの弟分。素直で温厚な性格。

 

池でロックやブルースを聴かせて、

アメンボを悩殺している。

好きな食べ物は「ハエ」。

 

f:id:orologioacucu:20220101210729j:plain

★マリー The 人間不信★

フランス・シャトールー生まれ。

なぜか子供服の店に入ってきた、ぷくと出会い、

ファミリーに加わる。

愛読書は「若きウェルテルの悩み」。

 

今年も「ぷくの村人便り」をよろしく!!

 

ぷくのお出かけ

f:id:orologioacucu:20211225192227j:plain

久しぶりに街に行きました。

でんしゃに乗って、気ままにぶらぶら。。。

人も多いけど、なんか楽しい。

 

f:id:orologioacucu:20211225192258j:plain

このエコバック、ちょっと可愛い。

ノベルティなので買えませんでした。

 

f:id:orologioacucu:20211225192403j:plain

生地屋に入ったら最後、もう出られない。

可愛い、可愛い、みんな欲しい。

 

右の花柄は「ああ、お買い上げ」の品々。

気分は早くも「春」ですわ。

 

f:id:orologioacucu:20211225192341j:plain

ケーキにいちごを運ぶ乙女たち。。。

冬の真夜中、こんな光景が見られそう。

 

f:id:orologioacucu:20211225204433j:plain

これ、北朝鮮のポスターみたいじゃない?

一糸乱れぬ乙女たち。。。

 

オレンジのグラデーションにグレーの制服。

中国の「人民大会」のようでもある。

帰りのでんしゃで見たポスター。

 

f:id:orologioacucu:20211225192422j:plain

街に出ると、やっぱり散財するなあ。

このくまちゃんの可愛さには勝てなんだ。

 

セーターにコーデュロイのニッカポッカー。

ブーツもすんごく決まってる。

そして、お買い上げ。。。ああ。

 

ハートがびりびり

f:id:orologioacucu:20211213234314j:plain

びりびり(Billy)に、またお手紙書いたんだ。

クリスマスだし、お返事のお礼もかねて。

なんて書いたとおもう~?

うふ。

 

 あなたはイケナイ子です。

 あなたは狂ってます。

 あなたはケダモノです。

 

もー、ほめにほめたよ。ホント。

「ケダモノ」なんて最高のほめ言葉よね。

あれ、ちがうかな?(あくまで要約です)

 

f:id:orologioacucu:20211213235521j:plain

由紀夫さん(三島)にいわれるまでもなく、

「大物をほめるときは、大穴狙いで」に合ってたかも。

思った通りに書いただけだけど。

 

彼が言うには

「大物ほど小さなことでほめられたがる」んだって。

「ずば抜けた才覚」なんて自明の理だから、

オモロクも何ともない。

 

そんな人には「すてきなおヒゲですね」とか、

誰も言いそうもないことを言って、

ハゲ頭のひとつでもピシッと叩いてあげたら喜ぶって。

う~ん、人情のキビだねぇ。

 

f:id:orologioacucu:20211213234516j:plain

あたしは英語ベラベラじゃないから、

毎週少しずつ書いて、完成まで3ヵ月かかった。

 

お手紙を投函する日は「出発式」をやったよ。

ばんざ~い、ばんざ~いって。

遠い国へわが子を送り出すよな気持ち。

 

愛しいわが子よ。

あの人に伝えておくれ。私の思いを。

 

もー、この愛はどこから湧いてくるのか、

不思議なくらい。

 

f:id:orologioacucu:20211213234236j:plain

年末だから「お年玉」もつけたよ。

遠くに住む可愛いマゴみたいなもんか。

(年上や)

 

上の写真は、お手製の「ポチ袋」よ。

この金色のタマタマ、きれいでしょ?

 

何を入れたかはヒミツ。。。

あたしのヌード写真……じゃありません。

 

読んで笑ってくれたら、それでいいの。

びりびりが大好きだから。

 

もー、かわい。

f:id:orologioacucu:20211123135055j:plain

NYのシャルロット。

まだアメリカ暮らしなのかな。

ボッサリしてて、いい感じだね。

ダイナーのそっけなさもエエわ。

 

f:id:orologioacucu:20211123135128j:plain

ザラで見つけた「シャルロット」コラボのシリーズ。

このくったり感。

この男っぽさ(つまり女っぽさ)。

黒いブラブラもすてきね。

もちろん売り切れ。

 

f:id:orologioacucu:20211123135139j:plain

シャルロットの妹、ルーみたいなモデル。(ん? 本人かな)

おっさんブレザーに、ボーイフレンドのジーンズ。

あ~う~、かわいい。

 

f:id:orologioacucu:20211123135245j:plain

これまた、かわいい。

70年代のミックみたいな男顔。

ダブルブレスト、いいね。

ちらっとアニマル。もー、かわい。。。

 

f:id:orologioacucu:20211123135305j:plain

最後はメタリックパンツ。

80年代・ジャクソンズな感じと、ぴったんこ。

こんなスタイルでお出かけしてみたい。

もー、かわい。。。。。。。。。

 

なす物語

f:id:orologioacucu:20211118185157j:plain

(なす)

今日もいいお天気ねえ。

畑のみんなは、どうしてるかしら?

あたしのふるさとは高知県なのよ。

 

今日のお日さまと青い空を見たら、

なんか、ちょっと恋しくなっちゃったわ。

 

f:id:orologioacucu:20211118185243j:plain

ぷくちゃんは、なすが大好きなんだって。

味というより、このかたちと色がいいっていうの。

 

花の咲いたあと、ヘタからぷっくり、実ができるでしょ?

それが、かわいくて、かわいくてたまらないって。

 

そして、この色。「なす紺」。

どこまでも深いむらさき色でしょ?

ぷくちゃんは「気品に満ちた色」だって言ってくれるの。

 

(ぷく歌う)

ぷっくり小さい~赤ちゃんみたいな実~♪♪

しょぼしょぼの~かわいいヘタ~♪♪

 

f:id:orologioacucu:20211118185312j:plain

今日のレシピはね。

高山なおみさんの「自炊。何にしようか」からだって。

 

ただザクザクと縦割りに切って、

あぶらでいためるでしょ。

 

くたっとなったら、おしょうゆ少しと、

お酒をふり入れるでしょ。

 

あとは水を少し入れて、いっしゅん蒸すのよ。

ふたをずらすと、ふんわり仕上がるわよ。

どう? いい色でしょ。

 

f:id:orologioacucu:20211118185345j:plain

あたし、あぶらでちょっと艶っぽくなったでしょ。

うふふ。

 

かんたんレシピだけど、ホカホカに熱いし、

なすの味もしっかり残って、いい感じよ。

おしょうゆを入れすぎないのがコツね。

 

トマトやかいわれをのせて、サラダ風にするのもいいわね。

ああ~ん、ぷくちゃんに食べられちゃうう~。

 

f:id:orologioacucu:20211118185404j:plain

ぷくちゃん、もりもり、お昼ごはん。

よれよれになった、おなす。

こげたり、さけたり、たねが見えてたり。

それがまた、可愛いんだって。

 

ぷくちゃんが大よろこびしてくれて、

あたしもうれしいわ。

おなすを見たら、あたしの「ひとりごと」を思い出してね。

 

浜口さんのスイカ

f:id:orologioacucu:20211031110231j:plain

陽三さんのスイカ

哀しいスイカやね。生きてるんやね。

 

イカはみずみずしく透き通っている。

炎のようにメラメラと赤くて、命がしたたっている。

 

このガケのように切り立ったスイカは、

どこか、まっさらな傷口みたい。

今にも鮮血を吹き出しそうな、真っ赤なスイカ

 

f:id:orologioacucu:20211031110328j:plain

あたしは、この哀しいスイカを部屋に飾った。

 

となりでは、Billyが真っ赤な炎のように燃えてる。

抑えきれないんだよ、彼は。

傷ついても、リスクを負っても、どうしてもやりたい。

 

この空間だけ、煮えたぎってる。

誰もが知ってる、あの「血」がドクドク流れてる。

 

何も知らないミッフィーが、となりで首をかしげてる。

 

f:id:orologioacucu:20211031110355j:plain

これは、浜口さんの「毛糸と編み棒」。

闇の中に、編み棒が突き刺さっている。

 

夜中に水を飲みに起きて、ふと目にした光景のような。

昔見た、母の編みかけの毛糸が入ったカゴのような。

 

強い不在感。時間がゆがむよ。

編み棒を動かしていた人は、いなくなってしまった。

 

狂ったアタマ

f:id:orologioacucu:20211031130318j:plain

村に帰ってくると、ぷ~んと緑の匂いがする。

いい匂いだあ。。。

木立のてっぺんでは、鳥がさかんにさえずり合ってる。

 

ぴちゅりん、ぴちゅりりり~。

ちゅりりり~、ちゅりりぃ~ん。

 

生きてるんだね。うれしいんだね。

いつも部屋の窓からバードウォッチングしてる。

鳥のなきごえは、本当に可愛い。

 

f:id:orologioacucu:20211031130345j:plain

だから家電の出す音って、やっぱり嫌いだよ。

ぴーぴーって、耳をつんざくような高音を出すだろ。

 

山手線の発着音も嫌いだった。

とくに目黒駅の音。くどすぎる。

あれを聴くと、いつも殺気立った。

 

原宿駅(新宿方面)の音は、ちょっとよかった。

あれを聴くといつも、風呂の中のおならの音を思い出した。

「ぼこぶぐぐ~」ってさ。

 

好きなのは、フランスの電話の発信音。

ぽーっ、ぽーって、ほんとおならみたいな音。

救急車の音も、とうふ屋のラッパみたいでよかった。

 

山手線も「おなら音」にしたら、

もっとみんな笑顔になるとおもうよ。

 

f:id:orologioacucu:20211031130417j:plain

「たまご」と「きゅうり」。

あたしの一番好きな日本語がコレ。

 

たまご。たまご。たまご。

本当にそこから「可愛い赤ちゃんが生まれてくる」かんじがする。

「たま」と「ご」の組み合わせ。

う~ん、この語感はたまらないね。

 

「きゅうり」「胡瓜」もいいね。

何とも素朴でみずみずしい、この響き。

「日本のきれいな野菜」ってかんじがする。

 

フランス語できゅうりは「コンコンブル」。

こりゃだめだ。

まるで、人をなぐる道具みたいだもん。

 

上の写真は、40代の頃の Billy。

「オスゴリラ」みたいな顔が、このコラムにぴったりね。

 

f:id:orologioacucu:20211031130456j:plain

何の話だっけ?

昔よく、フランスに遊びに行ってた。

 

あたしにとってフランスは、

遠くに住んでるおばあちゃんみたいな感じ。

いっぱい可愛がってもらった。

「またいつでも帰って来いよぉ~」って言ってくれてる。

 

じゃあ、じいちゃんは?

それは日本かな。

東洋とか日本には、やっぱり特別な何かがある。

大切なものをもらった。このじいちゃんから。

 

f:id:orologioacucu:20211031130512j:plain

あたしの母親。それは何か。

ダンスかもしれんな。

クラシックとコンテンポラリの娘が、あたしの母親だと思う。

 

おどる、うごく。

このことから、たくさんの贈り物をもらった。

それについては、またいつか書きたい。

 

…このミッキーマウスみたいな蝶ネクタイ、可愛いやろ。

こういうバカァなおしゃれが好き。

 

f:id:orologioacucu:20211031130556p:plain

じゃあ父親は、ロックか? そうさ。

最も、センシティブでヴィヴィッドな音楽が、あたしの父親。

 

女とマリファナばっかり。家にも帰ってこない。

見本にもならない。

 

でも、すっごくクールで、狂っちゃってるかんじ。

生きてるって、こういうことさ。

 

f:id:orologioacucu:20211102202924j:plain

あたしにきょうだいがいるとすれば、ねこ。

同じ祖先を持つのが、わが姉妹、ねこちゃんなの。

 

いっつも目を一文字にして、宇宙人みたいな顔して、

ひなたで突っ立ってるだろ。

あれが、わが同朋。

 

ホント気まぐれで、好きなことしかやらない。

嫌いなヤツが来たら、きびすを返す。

それでいいのさ。

 

◆本日の出演

Billy Squier/Def Leppard/きんどーちゃん/トシちゃん/後藤熊男/

Keith Richards/上野のパンダちゃん/村人ぷく