白いVネック
いきなり本題。
やっぱり、浦野千賀子さんは偉大だわ。
もちろん、これ、全巻持ってました!!
この作品のスピード感、人間描写力、ドラマ性。
何より、人物の「表情」の素晴らしさは、
池田理代子さんと双璧よね。
鮎原こずえの「燃える魂」は、
子どもの心(あたしの心)に強く強く!!
今も刻まれてます。
おおお~~~!!!(熱っ)
(バケツの水で冷んやり)
ああ、猪野熊 大吾さま。。。
お慕い申し上げております。。。。。。。。。。。
あの本郷コーチが引っ込んで、
この全日本の「鬼コーチ」が出てきたとき。。。
わたくし(小学生)の胸は高鳴りましたわ。
サングラス&ヒゲ、
狂ったようにボールを投げまくる、その姿。
今なら、完全に「パワーハラスメント」。
あたしは「こんな特訓を受けてみたいわ…」と思いました。
なんかわからんけど。。。
この白いVセーターが、また素敵でしょ。。。
(後ろの野暮なおっさんとは対照的)
懐かしいわ。
何よりも、わたくしがときめいたのは、
予想もしなかった「彼の弱さ」なのでございます。
全日本チームには、彼の「生き別れの妹」がいて、
これをゴシップ記事にしようとした新聞記者に対し、
彼は、涙ながらに土下座をするのです。
「記事にしないで欲しい。妹を守りたいんだ」
バリバリの「男性性」と、その隠された「優しさ」。
この激しい落差に、
あたしのハートは、粉々に砕け散りましたの❤
やっぱり、こういう「趣味」って変わらないわね。
村人家の春
村人家にも春がやって来た。
ぷく江の夫である、村人ぴく蔵は、
相変わらず、村の池でロックやブルースを演奏していた。
観客のアメンボは、財布を持っていないので、
ぴく蔵の収入はほとんどない。
いくら、ぴく蔵が昼ごはんに
「ハエ」を捕って食べるといっても、
ぷく江が、童話を書いて得る収入だけでは、
家族3人の生活は苦しい。
昨年、村人家ではフランスから養女を迎えた。
マリー・フルール・熊江である。
この名前は、ぷく江がつけた。
マリーとは「聖母マリア」であり、
フルールとは「花」の意味である。
そこに、日本名の「熊江」という名前を加えた。
この「マリアの花・熊江」は良い子であったが、
どちらかといえば「人間嫌い」であった。
繊細な心を持っているので、
なかなか自分の心のうちを相手に明かさず、
人からはよく「何を考えているのかわからない」と思われていた。
しかし、熊江の可愛らしさをよく知っている
ぷく江は「花のように生きてほしい」と
いう願いをこめて、この名をつけたのだった。
そして、その背景には、
あるひとつの「物語」があった。
★つづく★
ラジオぷく ★70s
ラジオぷく1112Hz だよ~♪♪
今日は「70年代の香り」をお届けするよ。
一曲目は、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの
「Have you ever seen the rain」。この曲、覚えてる?
カリフォルニアの太陽と、カントリーの優しさが溶け合って、
も~、懐かし。
「The rain coming down, sunny day?」
Creedence Clearwater Revival - Have You Ever Seen The Rain (Official) - YouTube
二曲目は、ビートルズ最後のライブより「One after 909」(1969年)。
サヴィル・ロウのビル屋上をゲリラ中。。。
ジョンのファーコート、
ジョージのネオンカラーのパンツ、
リンゴの赤いレインコート!! どれも可愛いわ。
もちろん、曲もすてきよ。
「I hope we passed the audition!」(John Lenon)
The Beatles🎵One After 909🎵 Rooftop Concert🎵Get Back - YouTube
最後は、同じくビートルズの「Back in the U.S.S.R」だよ。
この映像がおもしろいよね~♪♪
ソ連崩壊後、ポールはロシアでこの曲を歌ったんだよ。
「Moscow girls make me sing and shout!!」(Paul McCartney)
The Beatles - Back In The U.S.S.R. (2018 Mix / Lyric Video) - YouTube
熊が出ましたの
愛しいあなたへ
お元気でしょうか。NY は大雪ですわね。
わたしの住む村で「熊」が出たそうですわ。
20分ほど山に入ったあたりで。
わたしは「熊」ときいて、
あなたのことを思い出しましたの。
ええ、愛するあなたを。
あなたの昨日のおかずは、
「シュリンプ・スカンピ」だったのですね。
奥様のインスタグラムで見ましたわ。
ワンコのお顔をマッサージしながら、
あなたは TV で「フォーミュラ・ワン」を
ご覧になっていましたね。
TVの音が、お部屋でワンワン鳴っていましたわ。
わたくしの「本能」だけで書いたお手紙に、
あなたは、ワンコの「鼻の穴」のイラストを描いて、
お返事をくださいましたわね。
わたしはすかさず、この「変な絵」に突っ込みを入れ、
まるでキリストのように、こう申し上げましたわ。
「あなたは私の愛する者、私の心にかなう者」。
あなたは、やんちゃな「猛獣」ですわ。
必ず「オリ」から逃走しますでしょ。
それでいて、ワンコのように正直で、可愛らしい。
もう、わたくし、訳わかりませんの。
あなたは、手紙の「naughty boy」という言葉を、
「エッチなS男」と、おとりになったのでしょうか。
お手紙に、ご自宅のアドレスを入れてはいけませんわ。
部屋番号までお書きになるなんて。
わたしが「ヒィヒィ」いって喜ぶのが、そんなに楽しいのでしょうか?
あなたはやはり「イケナイ子」ですわ。
わたしは手紙に書きました。
「あなたのお声は、暗闇でゆらめく炎のようです」と。
そして、こうも書きました。
「わたしは、あなたの心臓をダイレクトに感じています」と。
ええ、そうです。
わたしは、あなたのお書きになった「詞」を訳すたびに、
いつもそのように思うのでございます。
あなたの音楽からは、熱を帯びた「大地の匂い」がいたします。
何の飾りもなく、あなたの声だけが響きます。
それだけで、人々は満たされるのです。
いつだったか「海の見える部屋」で過ごしましたわね。
もちろん、ただの空想ですわ。
温泉に入って、お昼に「アジフライ定食」をいただきましたわね。
春キャベツの千切りが柔らかくて。
夜には「ちゃんこ鍋」。。。
とてもおいしゅうございましたわ。
ブリュットのカーキ色のつなぎを、お召しになったあなたは、
いつものように、おへそまでファスナーを下ろして、
上機嫌でいらっしゃいました。
そして。。。
Billy Squier The Stroke HD 1080p - YouTube
ああ。愛するあなた。
わたしは、エロイーズのように
「あなたの Salope」と呼ばれたいのですわ。
それとも「Melody Nelson」かしら。
ゲンズブールの歌ですわ。
……ああそう、熊の話でしたわね。
あなたに NY でお会いするときは、ナポレオンがよろしいかしら?
それとも、サンテミリオンの10年もの?
いつかあなたと、富士山までご一緒したいですわ。
なにせ、ネパール王子に借りたヘリコプターで、
エベレストの頂上に降り立とうとなさった、あなたですから。
では寒い折、どうぞご自愛くださいませ。
今夜も、あなたの夢を見ますわ。
かしこ
変臭腸さま
12歳のときの日記を読んでみた。
ほれ、担任の先生との交換日記な。
ぬいぐるみの紹介、飼い猫との「戦争」ネタ。
森昌子の替え歌、勝手なポエム、連載小説。
そして、自分のことを「変臭腸」と書いてある。
「精神構造」が、今とまったく同じだと思った。
こういうバカなことを書くことが、
そのまま「仕事」になった?あたしは幸せなんやね。
日記の余白は、びっしりと「まんが」で埋め尽くされていた。
先生はいったい、どう思っていたのか。
おまけに、ときどき「先生への抗議文」が入っている。
「まんがは役に立つんだぞ!!」
「●●ちゃんに、こわごわ注意するな!」
「ねえ、わかった? ここに答えを書け!!」
エラソウなこと、この上ない。
先生の返事にも「たじろぎ」が感じられる。
そして、やたら長い「弁明」が続く。
「ショックです」と書かれている日もあった。
「連載小説」のタイトルは「世界・男食べ歩き」だった。
やはり「血は争えない」というのか。
当時人気のフランス人俳優が自分に一目惚れし、
「愛があればカオの差なんて」という映画で共演し、
やがて結婚するという内容だった。
その後、この俳優の浮気により、あっさりと離婚するあたり、
独特の人生観?がにじみ出ている。
この「世界食べ歩き」には、先生のコメントはなく、
ただ「丸」がしてあるだけだった。
沼田事件
30代の頃、モダンダンスを習ってた。
先生は男性で厳しい人だった。
「ピシーッ!!」
先生がけいこ場に入ってくると、空気が凍りつく音が聴こえた。
特に公演前。
私はそれまで「根性」とは無縁で生きてきた。
団体行動も苦手だった。
それゆえ、公演のリハーサルに突入すると、
「地獄行き」のような気分になった。
とにかく「ゴミ」か「ゾーキン」のように扱われる。
ただでさえ少ない出番が、
ヘマをするたびにどんどん減っていく。
「絶対服従」の世界だった。
理不尽なことも多かった。ことばの暴力もあった。
しかし、なぜか辞めようとは思わなかった。
初舞台の本番の日。
あたしは「楽屋から脱走しようか」と思うほど緊張していた。
何かおそろしいことが起きやしないか。
そしてやはり、あたしの予感は的中した。
それは本番中に起きた。
いわゆる「沼田事件」である。
あたしと彼女(沼田)は、
途中から群舞に加わることになっていた。
出番は約20秒。
ドキマギしながら構えていたそのとき、
沼田が突然、舞台に飛び出した。
「!?」
まだ出番ではないはずだ。いや、あたしが出遅れたのか。
あたしの心臓は凍りついた。
「恐怖の1分間」が過ぎたあと、
沼田が再び、舞台そでに転がり込んできた。
「あんた、何してたのよ!!」と叫ぶと、沼田は
「出るトコまちがえた。仕方ないから一緒に踊ってた」という。
あたしはアゼンとした。
このハプニング以外は、公演は無事に終了した。
後日。。。先生は沼田を叱らなかった。
「ヘマ」を最小限に食い止めようとする
彼女の「努力」が認められた。
「問題の場面」は、確かに違和感はあるけれど、
作品を破壊するようなレベルではなかった。
何度もビデオの沼田を見て、みんなで笑い転げた。
それにしても。。。あたしは思った。
沼田は、ある意味「猛者」だったと。
孫からの手紙
ぷくばあちゃんだよ。
あの「教養としてのピストルズ」以来やけど、
みんな元気にしてたかな?
先日また、NY 在住の孫から便りが来てな。
あんたらも知ってる、あの「ビリー」いう子や。
お年玉おくったら喜んでなぁ。
おばあちゃん、ステキなお手紙をありがとう!
家族みんなで楽しく読んだよ!!
あの子ったら、愛犬のサインまで入れてな。
マジックでクチクチと、脚4本分の肉球を
ちゃんと書き込んであるねん。
ホンマにこの子は、純粋で可愛い子なんや。
あんなおそろしい NY で、ずっと頑張ってきた子や。
いくら音楽家いうても、あれは「接客業」やからな。
ファンに追いかけ回されたり、
パンツ脱がされそうになったり、えらい仕事や。
「今は、自分のためだけに作曲してるよ!」って、
あの子はいうてた。もともと繊細な子やからな。
これが孫の愛犬や。
この「甘えたちゃん」みたいな顔、
あの子にそっくりやな。
わざわざ 55 % 縮小コピーして、
切手みたいにして貼ってあるやろ?
ちくちくと犬の写真を切り抜いて、
糊で貼って。。。
ホンマに可愛い子なんや、この子は。
手紙には「Your Sweet Note」って書いてある。
ゆあ・すい~と・のぉと?
ああ、Note っちゅうのは「書いたもん」ってことか。
マゴの音楽のことも、手紙にいろいろ書いたけど、
英語やと、むずかしいじゃろ?
ばあちゃんには、ようわからんわ。
さあ、ほなら今晩は、粕汁でも炊こかの。
あ~、どっこらしょ!! 腰がいたいわ。
キリキリ舞った
年末は「狂った家政婦」みたいに働いた。
片付けで体重が2キロ減ったこともあるの。
脳のメモリ消費を防ぎたいから、いつもこーなるねん。
積み重なった正月用のモチ、干しシイタケ、
おそば、スパゲティ、マカロニ!!
どうしてあんたたちは、いつもグチャグチャなの?
ちゃんと自立してちょうだい!!
ヘアカラーもしなくちゃ。
残ってた世田谷区30Lゴミ袋をカットして装着。
変なロゴTシャツみたいで、おもろい。
上半身はこれだけ。さむいわ。
終了後、お湯をためた浴槽にドボン。
「ゴミ袋」のTシャツのまま、
プーカプーカと、水に浮いたり沈んだり。
お風呂の中で遊びながら、
びりびりと「ラブラブ」になってる様子を空想した。
たのしい。
風呂を出たあとは「くるみ割り人形」を聴きながら、
「こんぺい糖の精」を踊った。なんねえ?
チャイコフスキーはやっぱり素敵ね。
バランシンの振付も、めちゃめちゃだけど踊った。
チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ!!
すごくテンポが速い。。。たのしい。
グリークの「哀しいワルツ」も聴いた。
ああ。この曲。
まるで自分の「ふるさと」に帰ってきたみたい。
哀しく、そして美しい。
あたしは、彼(グリーク)に向かって語りかけた。
「今、あなたの魂が私の中に入ってきました……」
霊能者かい。
もちろん「びりびり」も聴いた。
ああ。あなたはやっぱり狂ってるわ。
そしてケダモノ。とっても「イケナイ子」です。
あたしが手紙で言った通りでしょ?
ああ。
私にとって「男性」とはアナタだけです。
そうです。愛するアナタ。
アナタは「野獣」です。
いつか、私をさらいに来てね。
夜は飲み屋へ。
マツヤデンキのおっさんに道を尋ねて、
ピンクサロンひしめく小路を歩く。
タランチュラみたいなアニキがいるね。
狭い店内は大盛況。
近くで独り飲みしてるおっさんが、ちょっと可愛い。
チラチラ見てたが、全く興味がないのか一瞥もなし。
フィッシャーマンズセーターを着たその男は、
やがて会計を済まして、赤い顔で出ていった。
テーブルに、携帯電話とマスクが置きっ放し。
ヤクザ風のおっさん客が、フィッシャーマンに
「ちょっと旦那!! コレ忘れてるで」と声をかけてる。
ああ、大阪よ。。。今日も日は暮れゆく。
ぷく★ The ムラビト
★ぷく The ムラビト★
大阪生まれ。
アタマは狂ってるが、オモロイ奴。
音楽と旅を愛する。
もはや人間ではなく、ネコ類として生息中。
好きな食べ物は「きゅうりのヌカ漬け」。
★びゃん The ツンデレ★
名古屋生まれ。
ぷくの師匠で「びゃんこ先生」と恐れられている。
すべてに厳しいが、ぷくが困っていると
すぐに駆けつける優しさもある。
好きな食べ物は「天津甘栗」。
ソーメンをすくって食べるのも好き。
今は天国から、ぷくを見守っている。
★ぴく The Rock Star ★
江東区亀戸生まれ。
びゃんの弟分。素直で温厚な性格。
池でロックやブルースを聴かせて、
アメンボを悩殺している。
好きな食べ物は「ハエ」。
★マリー The 人間不信★
フランス・シャトールー生まれ。
なぜか子供服の店に入ってきた、ぷくと出会い、
ファミリーに加わる。
愛読書は「若きウェルテルの悩み」。
今年も「ぷくの村人便り」をよろしく!!
ぷくのお出かけ
久しぶりに街に行きました。
でんしゃに乗って、気ままにぶらぶら。。。
人も多いけど、なんか楽しい。
このエコバック、ちょっと可愛い。
ノベルティなので買えませんでした。
生地屋に入ったら最後、もう出られない。
可愛い、可愛い、みんな欲しい。
右の花柄は「ああ、お買い上げ」の品々。
気分は早くも「春」ですわ。
ケーキにいちごを運ぶ乙女たち。。。
冬の真夜中、こんな光景が見られそう。
これ、北朝鮮のポスターみたいじゃない?
一糸乱れぬ乙女たち。。。
オレンジのグラデーションにグレーの制服。
中国の「人民大会」のようでもある。
帰りのでんしゃで見たポスター。
街に出ると、やっぱり散財するなあ。
このくまちゃんの可愛さには勝てなんだ。
セーターにコーデュロイのニッカポッカー。
ブーツもすんごく決まってる。
そして、お買い上げ。。。ああ。
ハートがびりびり
びりびり(Billy)に、またお手紙書いたんだ。
クリスマスだし、お返事のお礼もかねて。
なんて書いたとおもう~?
うふ。
あなたはイケナイ子です。
あなたは狂ってます。
あなたはケダモノです。
もー、ほめにほめたよ。ホント。
「ケダモノ」なんて最高のほめ言葉よね。
あれ、ちがうかな?(あくまで要約です)
由紀夫さん(三島)にいわれるまでもなく、
「大物をほめるときは、大穴狙いで」に合ってたかも。
思った通りに書いただけだけど。
彼が言うには
「大物ほど小さなことでほめられたがる」んだって。
「ずば抜けた才覚」なんて自明の理だから、
オモロクも何ともない。
そんな人には「すてきなおヒゲですね」とか、
誰も言いそうもないことを言って、
ハゲ頭のひとつでもピシッと叩いてあげたら喜ぶって。
う~ん、人情のキビだねぇ。
あたしは英語ベラベラじゃないから、
毎週少しずつ書いて、完成まで3ヵ月かかった。
お手紙を投函する日は「出発式」をやったよ。
ばんざ~い、ばんざ~いって。
遠い国へわが子を送り出すよな気持ち。
愛しいわが子よ。
あの人に伝えておくれ。私の思いを。
もー、この愛はどこから湧いてくるのか、
不思議なくらい。
年末だから「お年玉」もつけたよ。
遠くに住む可愛いマゴみたいなもんか。
(年上や)
上の写真は、お手製の「ポチ袋」よ。
この金色のタマタマ、きれいでしょ?
何を入れたかはヒミツ。。。
あたしのヌード写真……じゃありません。
読んで笑ってくれたら、それでいいの。
びりびりが大好きだから。
もー、かわい。
NYのシャルロット。
まだアメリカ暮らしなのかな。
ボッサリしてて、いい感じだね。
ダイナーのそっけなさもエエわ。
ザラで見つけた「シャルロット」コラボのシリーズ。
このくったり感。
この男っぽさ(つまり女っぽさ)。
黒いブラブラもすてきね。
もちろん売り切れ。
シャルロットの妹、ルーみたいなモデル。(ん? 本人かな)
おっさんブレザーに、ボーイフレンドのジーンズ。
あ~う~、かわいい。
これまた、かわいい。
70年代のミックみたいな男顔。
ダブルブレスト、いいね。
ちらっとアニマル。もー、かわい。。。
最後はメタリックパンツ。
80年代・ジャクソンズな感じと、ぴったんこ。
こんなスタイルでお出かけしてみたい。
もー、かわい。。。。。。。。。
なす物語
(なす)
今日もいいお天気ねえ。
畑のみんなは、どうしてるかしら?
あたしのふるさとは高知県なのよ。
今日のお日さまと青い空を見たら、
なんか、ちょっと恋しくなっちゃったわ。
ぷくちゃんは、なすが大好きなんだって。
味というより、このかたちと色がいいっていうの。
花の咲いたあと、ヘタからぷっくり、実ができるでしょ?
それが、かわいくて、かわいくてたまらないって。
そして、この色。「なす紺」。
どこまでも深いむらさき色でしょ?
ぷくちゃんは「気品に満ちた色」だって言ってくれるの。
(ぷく歌う)
ぷっくり小さい~赤ちゃんみたいな実~♪♪
しょぼしょぼの~かわいいヘタ~♪♪
今日のレシピはね。
高山なおみさんの「自炊。何にしようか」からだって。
ただザクザクと縦割りに切って、
あぶらでいためるでしょ。
くたっとなったら、おしょうゆ少しと、
お酒をふり入れるでしょ。
あとは水を少し入れて、いっしゅん蒸すのよ。
ふたをずらすと、ふんわり仕上がるわよ。
どう? いい色でしょ。
あたし、あぶらでちょっと艶っぽくなったでしょ。
うふふ。
かんたんレシピだけど、ホカホカに熱いし、
なすの味もしっかり残って、いい感じよ。
おしょうゆを入れすぎないのがコツね。
トマトやかいわれをのせて、サラダ風にするのもいいわね。
ああ~ん、ぷくちゃんに食べられちゃうう~。
ぷくちゃん、もりもり、お昼ごはん。
よれよれになった、おなす。
こげたり、さけたり、たねが見えてたり。
それがまた、可愛いんだって。
ぷくちゃんが大よろこびしてくれて、
あたしもうれしいわ。
おなすを見たら、あたしの「ひとりごと」を思い出してね。
浜口さんのスイカ
陽三さんのスイカ。
哀しいスイカやね。生きてるんやね。
スイカはみずみずしく透き通っている。
炎のようにメラメラと赤くて、命がしたたっている。
このガケのように切り立ったスイカは、
どこか、まっさらな傷口みたい。
あたしは、この哀しいスイカを部屋に飾った。
となりでは、Billyが真っ赤な炎のように燃えてる。
抑えきれないんだよ、彼は。
傷ついても、リスクを負っても、どうしてもやりたい。
この空間だけ、煮えたぎってる。
誰もが知ってる、あの「血」がドクドク流れてる。
何も知らないミッフィーが、となりで首をかしげてる。
これは、浜口さんの「毛糸と編み棒」。
闇の中に、編み棒が突き刺さっている。
夜中に水を飲みに起きて、ふと目にした光景のような。
昔見た、母の編みかけの毛糸が入ったカゴのような。
強い不在感。時間がゆがむよ。
編み棒を動かしていた人は、いなくなってしまった。
狂ったアタマ
村に帰ってくると、ぷ~んと緑の匂いがする。
いい匂いだあ。。。
木立のてっぺんでは、鳥がさかんにさえずり合ってる。
ぴちゅりん、ぴちゅりりり~。
ちゅりりり~、ちゅりりぃ~ん。
生きてるんだね。うれしいんだね。
いつも部屋の窓からバードウォッチングしてる。
鳥のなきごえは、本当に可愛い。
だから家電の出す音って、やっぱり嫌いだよ。
ぴーぴーって、耳をつんざくような高音を出すだろ。
山手線の発着音も嫌いだった。
とくに目黒駅の音。くどすぎる。
あれを聴くと、いつも殺気立った。
原宿駅(新宿方面)の音は、ちょっとよかった。
あれを聴くといつも、風呂の中のおならの音を思い出した。
「ぼこぶぐぐ~」ってさ。
好きなのは、フランスの電話の発信音。
ぽーっ、ぽーって、ほんとおならみたいな音。
救急車の音も、とうふ屋のラッパみたいでよかった。
山手線も「おなら音」にしたら、
もっとみんな笑顔になるとおもうよ。
「たまご」と「きゅうり」。
あたしの一番好きな日本語がコレ。
たまご。たまご。たまご。
本当にそこから「可愛い赤ちゃんが生まれてくる」かんじがする。
「たま」と「ご」の組み合わせ。
う~ん、この語感はたまらないね。
「きゅうり」「胡瓜」もいいね。
何とも素朴でみずみずしい、この響き。
「日本のきれいな野菜」ってかんじがする。
フランス語できゅうりは「コンコンブル」。
こりゃだめだ。
まるで、人をなぐる道具みたいだもん。
上の写真は、40代の頃の Billy。
「オスゴリラ」みたいな顔が、このコラムにぴったりね。
何の話だっけ?
昔よく、フランスに遊びに行ってた。
あたしにとってフランスは、
遠くに住んでるおばあちゃんみたいな感じ。
いっぱい可愛がってもらった。
「またいつでも帰って来いよぉ~」って言ってくれてる。
じゃあ、じいちゃんは?
それは日本かな。
東洋とか日本には、やっぱり特別な何かがある。
大切なものをもらった。このじいちゃんから。
あたしの母親。それは何か。
ダンスかもしれんな。
クラシックとコンテンポラリの娘が、あたしの母親だと思う。
おどる、うごく。
このことから、たくさんの贈り物をもらった。
それについては、またいつか書きたい。
…このミッキーマウスみたいな蝶ネクタイ、可愛いやろ。
こういうバカァなおしゃれが好き。
じゃあ父親は、ロックか? そうさ。
最も、センシティブでヴィヴィッドな音楽が、あたしの父親。
女とマリファナばっかり。家にも帰ってこない。
見本にもならない。
でも、すっごくクールで、狂っちゃってるかんじ。
生きてるって、こういうことさ。
あたしにきょうだいがいるとすれば、ねこ。
同じ祖先を持つのが、わが姉妹、ねこちゃんなの。
いっつも目を一文字にして、宇宙人みたいな顔して、
ひなたで突っ立ってるだろ。
あれが、わが同朋。
ホント気まぐれで、好きなことしかやらない。
嫌いなヤツが来たら、きびすを返す。
それでいいのさ。
◆本日の出演
Billy Squier/Def Leppard/きんどーちゃん/トシちゃん/後藤熊男/
Keith Richards/上野のパンダちゃん/村人ぷく