女は武装する
ようやくお仕事が決定。
思えば、長い道のりであった。
熾烈な仕事のうばいあい。。。50件以上のエントリーののち。
バイトもいろいろ当たった。
植物園の受付、まんじゅう屋のあんこ作り、
障子の張り替え、イチゴ農園でみつばちの受粉作業。
今回は完全在宅ゆえ、オフィスは自宅です。
質問:あなたの執務室は、コードの絡まりなど危険はありませんか。
返答:はい、ラーメンなみに危険です。
質問:執務室の机の上は、整とんされていますか。
返答:はい。マスカラ、香水、マニキュアが林立しています。
これではいけない。
仕事モードに入るべく、さっそく美容院を予約。
美容院にて。
「ベッドから転がり落ちてきたようなアタマにしたいんですよね」
「???」
「…だから、亜土ちゃんみたいなアタマですよ」
「???」
カットしてもらいながら、i Pad で雑誌をよむ。
「CLASSY」には目もくれず、「GISELe」を熟読。
「冬のショートブーツ特集」は、びよ~んと拡大。
この冬は、どうしても黒いブーツが欲しい。
「イプサ ザ・タイムR」は、すかさずメモ。
つやも出る、リタッチ用スティック美容液ね。ふんふん。
3150円か。安いな。
再びやってくる「嵐の日々」に向け、
女装、じゃなかった、
武装するあたしなのであった。